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痛風
●痛風(高尿酸血症)とは?
血液中の尿酸という物質の量が異常に多い状態を高尿酸血症といいます。
初めは自覚症状がありませんが、放っておくと血液中の尿酸は溶けきれず結晶になって関節や腎臓などに沈着し、痛風・腎障害・血管障害(例えば高血圧など)、心臓障害などを引き起こすことがあります。
主として関節に異常があらわれ、激しい痛みが起こる病気です。
痛風関節炎は夜間に足の親指や足首などが痛みだし、赤く腫れ上がって歩行はもちろん安静にしていても我慢できない関節の激痛・腫脹が目立つ病気です。
高尿酸血症は痛風関節炎だけでなく、腎障害や尿路結石を引き起こしますが、更に最近では生活習慣病とされる高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などとともに危険因子重積症候群のひとつとみなされ、心臓血管病の危険因子としても注目されています
●原因
尿酸は人体内の新陳代謝によってできた残りカスです。
体内で尿酸の濃度が高くなると結晶化し、それが関節などに沈着して、痛風発作をおこします。
●なぜ尿酸値が高くなるのか?
1)尿酸のつくられすぎ
プリン体の摂り過ぎ
(プリン体:たんぱく質の元で動物の肉や内蔵に多量に含まれ、これが分解して尿酸になる)
肥満
多量の飲酒
激しい運動
活動的でストレスが多い
利尿剤の副作用
2)尿酸の排泄が悪い(排泄低下型)
腎臓の働きが低下(腎不全)すると尿酸の排泄が悪くなります。
●予防法
1.肥満の解消
2.食事
高プリン体食品(鳥レバー、マイワシ干物、イサキ白子、あんこう肝酒蒸し、カツオブシ、ニボシ、干し椎茸 豚レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、サンマ干物、動物の内臓肉)を控える
3.水分
水分は十分に摂り、尿をアルカリ化する食品を多くとりましょう。
水分は尿酸の排泄を促進します。
1日2リットルの尿量が目安。
ただし心不全・腎不全の合併のある場合は摂取を注意しなければなりません。また尿中の尿酸の溶解は酸性に傾くと低下し、腎障害や腎尿路結石を起こし易くするので尿をアルカリ化する食品を多く、酸性化する食品を控えめにしましょう。
★尿をアルカリ化する食品(強い順)
ヒジキ・わかめ
こんぶ・干ししいたけ
大豆 ほうれんそう ごぼう
さつま芋 にんじん バナナ
里芋 キャベツ・メロン 大根
かぶ・なす じゃが芋・グレープフルーツ
★尿を酸性化する食品(強い順)
卵・豚肉・サバ
牛肉・アオヤギ
カツオ・ホタテ
精白米・ブリ
マグロ・サンマ
アジ・カマス
イワシ・カレイ
アナゴ・芝エビ
大正エビ
4.アルコールはひかえめに。
★アルコール飲料に含まれるプリン体の量(mg)
ビール大瓶1本633ml=32.4
日本酒1合=2.2
ワイングラス1杯=1.0
ブランデー40ml=0.2
ウィスキー80ml=0.1
焼酎湯割り1杯=0.0
※適量は清酒1日1合、ウイスキーダブル1杯、ビール500ml程度。
5.適度な運動
有酸素運動は血清尿酸値に影響せず体脂肪の減少、軽症高血圧の改善、HDL-コレステロールの上昇、耐糖能など高尿酸血症に合併しやすい危険因子を改善します。
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